環境省presents気象キャスターと一緒に考えよう 親子で学ぶ地球温暖化(大阪)を開催しました(2018年8月26日)

2018年8月26日、今年も大阪市立科学館で「環境省presents 気象キャスターと一緒に考えよう! 親子で学ぶ地球温暖化(大阪)」を開催しました。

「明日から学校!」というお子様も多くいましたが、午前・午後の部ともにたくさんの親子に参加していただきました。昨年も参加してくれた方もいて、今年もこのイベントを楽しみに待っていてくれたようです。

講師は、広瀬駿さん、奈良岡希実子さん、久保智子さん、西口香織さん。
また、 会員の福川理恵子さん、中谷雪乃さんにもお手伝いいただきました。

7月8月は暑い日が続き、また台風も多く発生したので、異常気象や気象の被害について、いつもより身近に感じていたのか、みなさんとても真剣に聞いていました。
暑さの記録も更新が続きましたが、もちろん最新情報をみなさんにお届けしました!
 

大阪市立科学館でのイベントでは他会場にはない名物コーナー…科学館の江越学芸員による実験もあります。地球温暖化の原因とされる「二酸化炭素」について、実験を通して分かりやすく説明していただきました。実験の成功を皆ではらはらドキドキしながら見守り…見事大成功!このドキドキ感は、生実験ならではの醍醐味ですね。
 

BOXを使って、生活の色々な場面で使っているエネルギーについて考えたり、風船を使って、私たちが出している二酸化炭素の量を体感してもらいました。

 
今回のイベントで、地球温暖化について知ってもらうだけでなく、地球を守るために私達に何ができるのか親子でも話す機会になればいいなと思っています。

講師感想

■広瀬さん
当日は多くの親子のみなさんにご参加頂き、講師としても楽しくイベントをすることができました。今年が猛暑だった分、温暖化で今後の暑さはどうなるのか大変興味を持って見てくださいました。

■奈良岡さん
大阪でのイベントは初めての参加でしたが、大阪の子たちの反応の良さというか、リアクションの良さ、ノリの良さはさすが!という感じがしました。生活ボックスでは、こちらの問いかけ1つに対して、5つも6つも反応が返ってきたような印象です。
夏休み最終日ということもあり、宿題に追われるにも関わらず、たくさんの子に来てもらえたのは、最近の異常な天気も影響してか、天気に興味がある子が多いのだなと感じました。

■久保さん
毎年行っているイベントですが、今年は大阪でも猛暑の影響で「2100年未来の天気予報」への関心が高かったと思います。また、担当した二酸化炭素の風船の所、実験などでも、積極的に参加してくださったので、印象に残ったように思います。生活ボックスでは、新しくパネルを使用して説明したことで、よりイメージがわきやすくなったと感じました。お子さんの答えから、普段の生活でされていることがよく分かり、とても盛り上がりました。自分で考えることで記憶に残る、とても充実したコーナーだと思います。

■西口さん
今回のイベントにおいて感じた事は、小学生でも温暖化について詳しく知っている子が多いということです。今年は異常気象がニュースで取り上げられる事が多かった事もあり、子ども達だけでなく保護者の方も真剣に考えてくださっているなと感じました。イベントでは講師の数が多い事もあり、掛け合いをしながら話を進めた事で出前授業よりも盛り上がったように思い
ます。また、後ろの方や小さいお子さんまでマイクフォローができたので、多人数のお客様でも一体感がうまれたように思います。

■福川さん
小学生にとっては夏休み最後の日。そんな日にイベントに来てくれるのだろうか・・・と一抹の不安はありましたが、いざ受付が始まると、事前申込みをしていないけど参加したい!という方もいて、とても盛況でした。
内容も講座・実験・クイズがバランスよく盛り込まれていたので、低学年の子供でも飽きることなく最後まで参加してもらえたのではないかと思います。特に、二酸化炭素の実験と生活ボックスの箱の積み上げは、インパクトがあって印象に残り、面白い実験だと思います。
このイベントのことを夏休みの宿題の作文に書きます!と仰って下さった親子もいました。

■中谷さん
どこでエネルギーを使っているのか、という問いかけにたくさんの声が上がっていました。
「母が冷凍のエビフライを使っている」など思いがけない回答もありました。子どもたちの発想には驚かされます。
最後に木に貼ってもらったカードには、「水や電気の無駄使いをしない」、「ゴミを減らす」といった宣言のほか、「賞味期限切れを減らす」、「AIによるかしこい自動運転」という具体的なアイディアも並びました。このイベントに参加してもらうことにより、地球のために何ができるか一人一人が考えて、何かしないといけないという気持ちになってもらえたのではないかと思います。

(事務局 杉村)